歯を失う原因を知り、残った歯を守る!

入れ歯になる原因として挙げられるのが虫歯や歯周病です。虫歯や歯周病にならないための方法を紹介します。

歯を失う原因は、虫歯や歯周病にあり

「誰でも歳をとると歯が自然となくなってしまう」と考えている方もいるかと思いますが、高齢になったからといって自然に歯が抜けるわけではありません。歯を失ってしまう原因の多くは、口の病気によるものです。

歯を失う原因の多くは、歯周病と虫歯になります。すべての世代を通して歯を失う原因を調べた結果では4分の3が実に歯周病と虫歯によるものだったのです。歯周病はよく聞く言葉ですので怖いと言うイメージが少ないかもしれませんが、歯周病は歯を支えている骨を溶かしてしまう怖い病気です。

そもそも歯周病ってどんな病気?

虫歯と歯周病は全く別物ですが、細菌の増殖によって引き起こるという共通点があります。細菌が作り出す酸によって歯が溶かされる病気が虫歯。

一方の歯周病は、歯を支える歯茎や骨が歯周病菌による攻撃で、進行していきます。症状が進むと歯茎が炎症を起こしてどんどん衰えていき、骨まで溶かして最終的に歯を失うこととなります。

また、歯周病は年代によっても症状に違いが見られるのも特徴。10代~20代には骨の吸収は見られませんが、中年以降になると骨まで吸収されてしまう歯周炎が激増します。

歯周病の進行度

軽度

  • 歯茎が赤く腫れている。
  • 歯磨きすると歯茎から出血する。
  • 痛みなど自覚症状なし。
  • 歯を支えている骨はさほど吸収されていない。
  • 口臭はまだそれほどではない。

中度

  • 歯茎からの出血が頻繁に起こる。
  • 口臭が強くなる。
  • 歯科医で歯石を取ってもらうと歯茎が下がり、水などがしみる。
  • 歯を支えている骨が吸収され、歯根の半分程度くらいまで下がっている。

重度

  • 歯磨きのたびに歯茎から出血が起こる。
  • 口臭が酷い。
  • 歯茎に膿が溜まる。
  • 歯茎が大きく腫れて痛みを伴う。
  • 歯を支えている骨が歯根の半分以上も吸収されてなくなっているため、歯がグラつき浮いたように感じる。
  • 噛むと歯や歯茎が痛い。

――現在、自覚のある人もない人も含め、日本人の多くが歯周病を患っていると言われています。

歯周病は軽度のときには痛みがないため治療が遅れてしまうのも患っている人の多い理由。歯周病だと気づかずに放っておいている人が多いのです。歯周病は歯を失う原因の48%を占めている怖い病気です。

特に気をつけたいのが中年以降。年代別の歯を失う原因では、40代から急激に歯周病による入れ歯の割合が増えてきます。50代に突入すると50%以上の人が歯周病で歯を失っています。虫歯で歯を全てを失うということはあまりないですが、歯周病はたくさん歯を失う病気なので、総入れ歯になる引き金となってしまいます。

歯周病で歯を失う理由

歯周病にかかると歯を支えている周りの骨がだんだんと溶けていきます。30歳を過ぎた方の約80%は歯周病にかかっているというデータがありますが、この歯周病が進むと歯茎が腫れたり歯が揺れたりして、最後には抜けてしまうという怖い病気なのです。

歯を失う原因の多くはこの歯周病であり、歯周病は身体の抵抗力が弱くなった時に進行します。そのため歳を取ると歯周病菌に対抗する力が弱まるため、高齢の方の多くが歯周病の進行を止めることができず、歯が抜けてしまうのです。

さらに詳しく歯周病のメカニズムを説明しましょう。そもそも歯周病は歯周病菌という細菌の一種によって起こります。歯周病菌は大半の人の口の中に存在していますが、条件がそろうことによって初めて歯周病が発症します。

歯周病は人間の体が歯周病菌に対して過剰な免疫反応を起こすことで初めて症状として現れます。逆に言えば、たとえ歯周病菌が口の中に存在していても、体の免疫反応が適切であれば歯周病を発症しないのです。では、なぜ歯周病菌に対して免疫反応は適切でなくなるのでしょうか。

口の中の歯周病菌は、歯磨きをしなかったり、きちんと口の中を清掃できていなければどんどん増殖していきます。こうして歯周病菌が増えてくると口の中の環境が悪化するため、体も何もしないわけにはいきません。菌から歯茎や骨を保護するため、免疫反応が起きて菌に対して攻撃し始めます。

さらに歯周病菌が増殖していくと、そのうち免疫でも対抗できなくなります。歯と歯茎には歯周病菌がこびりつき、そこでまた増殖します。免疫反応はどうにかこの歯周病菌を倒そうとします。そして強力な免疫反応のスイッチを入れ、歯周病菌どころか歯茎や骨まで破壊するような炎症を引き起こします。これが歯周病の原因です。

さて、このように免疫が歯周病には大きく関わっていることから、例えば糖尿病のように免疫力が低下する持病などがあるとやはり歯周病は進行します。よって歯周病の進行によって糖尿病であることがわかったというケースも少なくありません。

歯が無い状態を放置するリスク

歯が抜けたあと、そのまま放置しておくとさまざまな悪影響が現れます。代表的なものをご紹介しましょう。

  • 抜けたところの上下の歯が飛び出す
    歯は毎回噛み合わさることで押し合い、適切な位置に収まっています。しかし歯が抜けてしまうと、その場所の歯と噛み合っていた対になる歯は押されることがなくなり、しだいに歯が上に飛び出していきます。歯が上に出てくると根の部分が歯茎から現れて、そこが虫歯や知覚過敏になりやすくなります。
  • 両隣の歯が傾斜する
    人間の成長が止まっていても、加齢によって口内の状況は日々変わっていき、歯も少しずつ動いています。そのため、Aの歯とCの歯の間にあったBの歯がたとえば抜けてしまうと、その空間に両隣のAとCの歯が倒れ込むように動いてきます。噛み合わせが変わったり、歯磨きの時に磨くにくくなって虫歯や歯周病が悪化する可能性があります。
  • 顎関節症のリスク
    歯はそもそも左右対称になっています。しかしどこかに歯のない状態があると、右か左のどちらか噛みやすいほうで頻繁に噛むようになってしまいます。その結果、噛み合わせが変わってしまったり、均等に加わっていた力が偏って顎関節症になるリスクが高まります。
  • 発音しにくくなる
    特に前歯が抜けてしまうと、声を出すときにその部分から空気が抜けて発音がしにくくなります。特に、さ行た行な行ら行が言いにくくなります。
  • シワが増えて顔つきが老ける
    頬や唇の下に歯があることで、その部分の皮膚に張りが生まれます。しかし、歯を抜けたまま放置しておくと、その歯があった場所の表面の頬や唇から張りが失われ、シワが寄って老けて見えるようになります。
  • 抜けてから時間が経つと治療が難しくなることも
    歯がないまま放置しておくと、噛み合わせが悪くなったり、抜けた部分がほかの歯に押されて小さくなったりと、義歯が入れにくくなることがあります。歯が抜けたらなるべく早く義歯を入れるようにしましょう。

入れ歯にならないための歯周病ケアを

入れ歯にならないためには歯周病を進行させないケアをすることが大切です。すでに何本かの歯を失っている方でも残存している歯を正しいケアで守ることで、歯周病や虫歯の進行を食い止めましょう。対処法としては次のようなことが挙げられます。

  • デンタルフロスを使う
    歯周病は歯と歯の間の歯茎から進行していきます。歯と歯の間の隙間は年齢とともに大きくなり、汚れが溜まりやすくなります。デンタルフロスの習慣をつけることで、歯と歯の汚れをしっかり除去し、歯周病の進行を防ぎます。
  • 歯石を取る
    定期的に歯医者に通い、歯石を取ってもらうのも有効です。歯石は歯周病菌の住処となります。自分では歯石を取るのは難しいので年に3回ほど歯科医で歯石を取るようにすると良いでしょう。その際の口内をチェックしてもらい、歯周病が進行していないかを診てもらいましょう。
  • 歯並びを直す
    歯並びが悪いと凸凹が多くなり、菌がたまりやすくなります。また噛んでいる際に歯に負担がかかりやすく歯周病が悪化しやすくなります。年齢とともに負担は大きくなるため、なるべく若いうちに治療をしておくのがおすすめです。
  • 親知らずを抜く
    親知らずは横向きになる事が多く、前の歯に食い込むようになってしまいます。この状態で放置しておくと食い込まれた歯には常に細菌が溜まりやすくなり、骨が溶けてしまいます。親知らずがあれば早いうちに抜歯しておくことで歯周病にならないようにします。

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