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Q1.奥歯が抜けたらどうすればいい?

奥歯が抜けてしまったら、すぐに歯科医院で義歯を入れるなどの治療をすることをおすすめします。もしも放置してしまうと口の中だけでなく体全体に悪影響のあることも。抜けた奥歯の治療法などを確かめてみましょう。

奥歯がないまま放置するリスク

挺出
何らかの理由で奥歯のないままの状態を放置しておくと、それまで抜けた歯と噛み合っていた歯が上に飛び出してくる可能性があります。これを「歯の挺出」(ていしゅつ)と呼びます。もともと歯は日々わずかずつ動いています。それがお互いを噛み合うことによって押され、現在の位置をキープしているのです。しかし、歯が抜けてしまったスペースがあると、それまでそこで噛み合っていた反対側の歯に加わる力が突然なくなり、歯が飛び出てきてしまうのです。これは歯が伸びてくるというわけではなくて、もともと歯茎に埋まっていた部分も外に出てくるということ。その根元が露出してそこが虫歯になったり歯周病になりやすくなります。また、1度飛び出てしまった歯ももとに戻ることはありません。

傾斜
前述したように歯は毎日実は少しずつ動いており、お互いに押し合ってバランスを取っています。歯が抜けて空いたスペースがあると、その両側の歯は周囲の歯に押され、歯のないところへと傾いてきます。これを「歯の傾斜」と呼びます。このように歯が傾いてしまうと、その上下の歯との噛み合わせが悪くなり、歯を噛むときに均等にかかっていた力がどちらかに偏ってしまいます。そうすると健康な歯への負担が大きくなり、影響が出ることも。また、噛むときの力が均等ではなくなったことによって肩こりが起こったり、頭痛の原因になることもあります。噛み合わせが悪いと体全体のバランスも崩れてしまうので、歯が抜けたらなるべく早く対処するようにしましょう。

歯の噛み締めの不具合
重い荷物を持つとき、スポーツで瞬発的に力を込めるとき、人は奥歯を噛みしめます。そうすることで強いパワーが生まれやすくなるのです。ですが、噛みしめてもそこに奥歯がない場合は、ほかの歯にその力が分散され、通常よりも強い力で負荷がかかることになってしまいます。力によってはほかの歯が欠けたり、義歯であれば破損することも考えられます。さらに歯が抜けたままだと思ったように奥歯を噛みしめることができなくて力が入らず、スポーツをするときに不利になってしまいます。今までのような力が発揮できなくなる可能性があるので、スポーツ選手や運動を趣味とする人、力仕事をする人などは奥歯が抜けた場合すみやかに歯科医に相談することをおすすめします。

生活の不具合
意外かもしれませんが、奥歯がないと生活する上でさまざまな場面に支障が現れます。まず、発音の問題。奥歯がない場合、その隙間から空気が漏れて、「き」「し」「ち」などの言葉が発音しにくくなる傾向があります。また、奥歯のないところを避けて噛む癖がつくと、片側だけで食べ物を噛んで食べるために、輪郭が非対称になったりと顔の筋肉のつき方が変わってしまいます。食事のときも奥歯がないと食べ物を十分咀嚼してから飲み込まなくなるので、胃腸が弱ったり消化不良になってしまうことも。奥歯は食事をするときに物をすりつぶすという大事な役目を持っている歯です。食事という人間にとっての大事なエネルギーを効率良く摂取するためにも、奥歯を軽く見たりせずに大切にしましょう。

親知らずがない場合
奥歯の一番奥の歯、親知らずは、生えてくるときに斜めになったり横になったりして、抜いてそのままにしてあるという人は少なくないのではないでしょうか。しかし、この親知らずに関しては、一番奥に位置するためにほかの歯への影響も少なく、手前の歯が健康で噛み合わせも良好なら、たとえ歯のない状態でも特に問題はありません。歯科医も親知らずを抜いたらそのまんまという診断を下す人が多いです。一番奥で見た目を気にする必要もないので、この場合は歯科医の見立て通り、特に義歯を入れなくてもOK。定期健診などでチェックしてもらえば、特に治療の必要もなく終わるでしょう。もちろん、痛みがあるなど何か違和感があったときにはすぐに医師に相談をするのが賢明です。

奥歯の入れ歯の値段

奥歯の部分入れ歯などを含め、歯科医院で入れ歯を作ってもらう場合には、保険が適用される場合とそうではない場合があります。保険が適用されるのはレジンなどを素材とした入れ歯で、製作費は1つ5,000円〜13,000円程度と抑えられます。

しかしレジンの入れ歯は違和感が強かったり耐久性に乏しいなどのデメリットも持っています。もっと装着感の良い、頑丈で審美性に優れた入れ歯を手に入れたい場合などには保険適用外の入れ歯がおすすめ。相場は金属床で40万円以上、アタッチメント義歯が30万円以上、ノンクラスプデンチャーだと20万円以上です。

ただし、入れ歯は保険適用外の物を選べば必ず使い心地がアップするというものではなく、値段に見合った歯科医師のテクニックも必要となります。その逆に保険適用のレジン製の入れ歯であっても、歯科医師の腕がしっかりしていれば違和感の少ない入れ歯が手に入るというわけです。値段以上にクリニックの見極めが大切になります。

奥歯が抜けた際の治療方法

ブリッジ
ブリッジは抜けた歯の両隣に残っている歯を土台にし、3本程度の連結した義歯を被せる治療法です。まるで2つの歯の間に橋を架けるような格好になるのでこう呼ばれています。保険を使ってブリッジを作る場合は、奥歯であれば連続した2本の歯がない状態までなら適用されます。
しかし歯が連続して3本以上ないとなると保険適用は難しくなり、自費で治療費を支払う形となります。さらに1番奥の歯がない場合はいずれにしろ保険適用外。1番奥の歯は片方にしか歯がないため、手前の2本の歯を支えにした延長ブリッジという特殊なブリッジを製作することになるためです。
1番奥の歯にかかる延長ブリッジは、そこが浮いた状態になるため手前の2本の歯にかかる負担が大きくなることがあります。そのため歯科医師の中には延長ブリッジをすすめないという人も見られます。また、手前の2本の歯に問題があったり、健康状態が良くない場合はそもそもブリッジをすることはできません。
ブリッジの相場は奥歯が1本ないときは保険適用で約11,000円。自由診療での製作だと奥歯が1本ない場合5万円〜15万円程度。治療費なども含めると15万円〜45万円ぐらいはかかることになります。

入れ歯
部分入れ歯では抜けた歯が何本であっても保険を使って作成してもらうことが可能。このとき、歯のない部分や本数によって、一人ひとりの入れ歯の形も変わってきます。例えば、片方の奥歯が抜けた場合は、一般的に抜けた歯の両隣に残っている歯に金属のバネをかけて入れ歯を装着します。片側の奥歯のどちらかが抜けた場合では、片側だけに入れ歯をすると安定しないことがあり、その場合は反対側の歯にもバネをかけて、歯茎と似た色のレジンを上下の顎の裏に沿わせて左右両側にまたがった入れ歯を作成し安定させます。
また、1番奥の歯がなくなったときには両隣の歯にバネをかけることができないことから、手前にある歯のうち複数にバネをかけます。安定させるために両側にまたがった形で作る場合もあります。
ただ、両側の歯にまたがる入れ歯は上下の顎の裏を厚みのあるレジンで覆うことになるため、強い違和感を感じる人も。そういった場合は保険適用外の金属を使った入れ歯がおすすめ。薄くしても耐久力が落ちず、違和感のないつけ心地が快適です。
バネの部分が金属で目立つのがいやだという人には、バネの部分が白色やピンク色のノンクラスプデンチャーという部分入れ歯もありますが、これも保険適用外です。

インプラント
インプラントを奥歯のあった場所に入れる場合は、手術はより慎重なものになります。というのも奥歯のそばには「上顎洞」や「下顎管」などの神経や血管が通っているためです。この「上顎洞」や「下顎管」を万一にも傷つけてしまえば、術後に麻痺やしびれなどの後遺症が残ってしまう可能性があります。
こういったリスクを防ぐには、インプラント手術を受ける患者の歯の骨がしっかりと厚みのあることが大事。もしも奥歯の骨が薄い人がいたら、インプラントを埋没させる前にまず骨を増加させる手術を受けなくてはなりません。
なぜ骨に厚みが必要なのかと言うと、前歯に比べ奥歯は噛んだときに強い力が加わるためです。その力に耐えうるだけの耐久性が患者の骨にあるかどうか、安全に治療し長い期間インプラントを使えるようにするためにも、事前に受けるカウンセリングや検査が重要になってきます。
インプラントの保険適用は条件がたいへん厳しいので、一般的には自由診療での治療となります。インプラントの製作費は1本20万〜30万円程度。骨を増加させる手術など受けるとそれだけ費用がかかります。カウンセリングを受ける際には費用のことなどもしっかり医師と相談しましょう。

歯牙移植・部分矯正
10代で奥歯を抜かなくてはならなくなった場合、ブリッジやインプラントが向いていないときなどには歯牙移植という方法もあります。これは抜歯した部分に、ほかの場所に生えている自分の歯を移植する方法。移植の際には特に親知らずが用いられ、抜けた歯があった場所に穴を開けて固定されます。自分のほかの歯を移植するからインプラントのように人工歯根を骨の中に入れなくていいのがメリット。ただし、移植する歯や親知らずの大きさによって可能な場合と不可能な場合とがあります。保険の範囲で治療できる場合は1万円程度から。自費診療だと15万円程で受けられる治療法です。
また、歯牙移植と同様にほかのところに生えている自分の歯を利用するのが部分矯正です。抜歯した部分に親知らずなどのほかの歯を矯正によって移動させます。半年から2年と長期間かかる治療法ですが歯の神経を残すことができるのが魅力。費用は15万円〜30万円程度かかります。その一方で、歯並びや噛み合わせが全体矯正ほどバランス良くはならないというデメリットもあります。状態によっては部分矯正では治せないという場合もあるので、そのときは医師と相談してほかの治療方法を探りましょう。

コンポジットレジン修復(CR接着修復)
コンポジットレジン(CR)とは、虫歯を治療する際などに歯科で用いられる白い修復用の樹脂。このコンポジットレジンのおかげで、かつては虫歯治療で歯に金属を詰めていたものも、最近ではコンポジットレジン充填によって短時間、しかも歯と同じ色での修復が可能となりました。コンポジットレジンは粘土状の柔らかい物体ですが、可視光線を当てると硬く固まるという性質があります。この光を当てると固まる性質を使って、虫歯だけでなく欠けた歯の形を修復したり、歯のない部分に歯の形のコンポジットレジンを作ることができるのがCR接着修復です。
CR接着修復は色々な歯の形を作ることのできる新技術ではありますが、歯科医師の経験や技術に頼る部分が大きいため、現在はまだあまり治療としてクリニックで採用されていません。
CR接着修復は短期間での治療が可能で、ブリッジのように歯を削ったり、インプラントのように埋没手術も必要なく、体への負担が小さいのがメリット。デメリットとしては、全ての歯の欠損に使えるわけではないこと、長期間使うと取れてしまう場合もあること。歯の抜けた部分にコンポジットレジンで歯の形を作った場合も歯根がないためほかの治療法に比べて強度が劣ることなど挙げられます。

奥歯が抜けたら必ず治療をしましょう

抜けた奥歯を放置していると、口腔内だけでなく体全体にもさまざまな不調や悪影響が現れてしまいます。まず、口の中でのトラブルが噛み合わせの変化です。抜けた奥歯と噛み合っていた上下の歯は、それまで受けていた力がなくなったことで上の方へと飛び出してしまいます。歯のないスペースには両隣りの歯が傾斜してきて、見た目的にも歯並びは悪化。歯並びが悪くなると今度は歯磨きをするときに磨き残しが多くなり、結果として虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

ほか、抜けた奥歯の放置は口の中以外においてもさまざまなトラブルの原因になることが。第一に考えられるのが、奥歯がなくなったことにより食事のときに物をしっかりすりつぶして食べることができず、胃腸に負担のかかることです。奥歯たった1本でと思われるかもしれませんが、奥歯が1本抜けてしまうと約30%から40%も噛む力が低下するという説もあります。このように抜けた奥歯を放置しておくことは体調不良のきっかけとなることもあるため、早め早めの治療をおすすめします。

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